多摩冶金株式会社

会社概要

事業内容・特色

・当社は創業以来、約70年間、金属熱処理のプロセスを受託加工している専門加工業者です。金属熱処理とは、加熱と冷却と組みあわせにより、金属の硬さや靭性などを調整するプロセスであり、用途に応じた金属性質の変化や被加工性向上に利用されています。熱処理の種類としては、一般熱処理といわれる焼入れ、焼戻し、焼なましの他、真空熱処理も行っています。また表面硬化を目的とした熱処理である窒化や浸炭熱処理も行っています。更に加工対象となる金属は鋼材だけではなく、アルミ合金、チタン合金、ニッケル合金など非鉄金属も対象としており、各々の金属にあった熱処理を幅広く取り扱っています。
・熱処理事業者は日本全国600社以上あるともいわれていますが、その中での当社の特徴は、航空宇宙防衛部品関連の認定である、JISQ9100やNadcapを取得し、航空機部品の熱処理加工も受託できるところにあります。更にはお客様からの認定として、世界三大ジェットエンジンメーカーの一社であるロールスロイス社様や川崎重工業様、IHI様をはじめ、様々な航空機製造メーカー様の熱処理加工認定を取得しています。
・一方で当社は、創業以来、お客様の業界問わず、多品種小ロット生産体制を長年運営してきています。その結果として、サイズ違い・形状違い・金属種類・数量等、お客様の個々の条件に合わせて対応できる仕組みがあります。
・海外の事業所として、中国・大連市にグループ会社があり、2003年より操業しております。こちらでは東京本社工場と同様に、Nadcapなど航空機部品関連の認定を取得しているだけでなく、IATF16949取得により、自動車部品の熱処理にも対応し、各業界の量産品の受託加工を中心に取り扱っています。
・2023年より南工場が稼働開始しています。こちらは低歪み、高付加価値な熱処理が特徴で20年先を見据えた工場となっています。