青い森鉄道株式会社

会社概要

事業内容・特色

　当社は、東北新幹線盛岡以北の開業に伴いＪＲ東日本から経営分離された「青い森鉄道線（目時～青森、121.9km）」を営業する旅客鉄道会社です。

　青い森鉄道線は、青森県が第三種鉄道事業者として線路・駅舎等の鉄道施設を所有し、当社は第二種鉄道事業者として車両を保有し、旅客営業を行う「上下分離方式」を初めて採用した並行在来線です。また、2010年12月の青い森鉄道線全線開業を契機に、当社が指定管理者として鉄道施設の保守管理業務を担っており、現在、鉄道輸送と施設保守管理を一体的に行っています。

　当社では、沿線地域の皆様の通勤・通学の足として、安心してご利用いただける鉄道を目指し、アテンダント乗車によるきめ細やかなサービスの提供を行っているほか、土・日・祝日など１日乗り放題の「青い森ワンデーパス」や、様々な沿線施設と連携したお得な企画切符を販売しています。

　令和５年度は、東北６県の夏祭りが一堂に会する「東北絆まつり2023青森」の開催に合わせた臨時列車の運行に加え、普段づかい促進を図るきっぷの造成や鉄道ファンに向けたツアーの開催等、増収に向けた新たな試みに取り組みました。
　また、県内外のイベントが本格的に再開され、人流も戻りつつある中、安心してご利用いただけるよう必要な感染症対策を引き続き行い、「地域の足」としての役割を果たしてまいりました。

　コロナ禍で抑制されていた人の移動が元に戻りつつある一方、車両の走行に要する動力費やその他の電気料金については、依然として例年を上回る水準で推移している状況です。
　当社では、このような社会情勢の変化を踏まえつつ、安全で安定した旅客輸送を第一に、利便性を確保しつつ効率的な経営、沿線地域の振興に取り組んでまいります。